「健康寿命を延ばす」という言葉を、ニュースで耳にする機会が増えました。日本は世界でも有数の長寿国ですが、いま社会全体が向き合っているのは、「ただ長生きする」だけでなく「元気に動ける期間を、いかに長く保つか」というテーマです。スポーツ医療を学んでこの分野の専門職になる——それは、これからの時代に強く、誰かの人生をまっすぐ支えられる、やりがいの大きい選択肢です。信州スポーツ医療福祉専門学校には、はりきゅう・柔道整復・スポーツトレーナー・介護福祉の4学科が同じキャンパスにそろっており、健康寿命の延伸とアクティブシニアを支える人材を、複合的に育てる環境があります。本記事では、長野県でスポーツ医療を学んでアクティブシニア世代を支える専門職への道を、具体的にイメージできるようご紹介します。
「健康寿命」とは何か。なぜ今、社会の関心が集まっているのか
健康寿命とは、ざっくり言えば「医療や介護に頼らず、自分で日常生活を送れる期間」のことです。これに対して平均寿命は「亡くなるまでの年数」を指します。両者の間には数年〜十数年の差があり、その期間が長いほど、ご本人にとっても、ご家族にとっても、社会全体にとっても、負担の大きな時期が続くことになります。
だからこそ、いま社会が真剣に取り組んでいるのが、「平均寿命と健康寿命の差をできるだけ縮める」ことです。シニア世代がご自身の足で歩き、好きなことを楽しみ、社会と関わり続けられる期間を延ばしていく。そのために必要な専門職を、これからの日本は何万人単位で必要としています。
アクティブシニアを支える専門職には、どんな職種があるのか
アクティブシニア——「定年後も元気で、自分のペースで人生を楽しみたい」という世代を支える専門職には、いくつかの代表的な職種があります。本校の4学科は、まさにこの分野で活躍する人材を育てるためのラインナップになっています。
①|柔道整復師(接骨院・整骨院・スポーツ現場・機能訓練デイサービス等)
柔道整復師は、骨折・脱臼・捻挫・打撲などの外傷の応急処置や施術を専門にする国家資格職です。接骨院・整骨院での施術はもちろん、近年では機能訓練に特化したデイサービスやシニア向けのリハビリ施設での活躍も広がっています。
身体の構造を深く学ぶ柔道整復師は、「アクティブシニアの動ける身体を維持・回復するプロ」として、これからますます必要とされる職種です。
②|はり師・きゅう師(鍼灸院・治療院・スポーツ/美容鍼分野等)
はり師・きゅう師は、東洋医学にもとづく施術で身体の不調を整える国家資格職です。腰痛・肩こり・関節痛などシニア世代に多いお悩みのケアに加えて、近年では美容鍼やスポーツ鍼灸の分野でも活躍の場が広がっています。
本校は、長野県内では数少ない「美容はり」教育に取り組んでいる養成校でもあります。健康寿命を延ばす視点と、ご本人の暮らしの満足度を上げる視点——両面から支えられるのが、はり師・きゅう師の魅力です。
③|スポーツトレーナー(フィットネス・チームスポーツ・地域シニア向け運動指導等)
スポーツトレーナーは、競技スポーツの現場だけでなく、シニア向け運動教室・地域の健康増進プログラム・フィットネスクラブなど、健康寿命の延伸に直結する場でも幅広く活躍する職種です。本校では、県内初のNSCA認定パーソナルトレーナー資格取得カリキュラムに取り組み、シニアから現役世代まで支えられる実践力を育てています。
④|介護福祉士(機能訓練・自立支援に強い介護のプロ)
介護福祉士は、介護現場の中心となる国家資格職です。本校の介護福祉学科では、同じキャンパスにスポーツトレーナー・柔道整復師の学びがあることを活かして、「動ける身体を維持するための機能訓練・自立支援」に強い介護福祉士を育てています。アクティブシニアの暮らしを内側から支える、非常に重要な役割です。
信州スポーツ医療福祉専門学校だからできる「複合的な学び」
アクティブシニアを支える専門職になる上で、本校で学ぶ最大のメリットは、4学科が同じキャンパスにあることです。これにより、他校ではなかなか実現しにくい「複合的な学び」が、ふだんの学生生活の中で自然に積み重なります。
学科を越えた知識の相互参照
たとえば、はりきゅう学科の学生がスポーツトレーナー学科の学生から「シニアの運動指導の現場で見られる身体の癖」を聞き、それを臨床にどう活かせるかを考える。柔道整復学科の学生が介護福祉学科の学生と「機能訓練デイサービスで一緒に働くなら、どんな役割分担ができるか」を語り合う。同じキャンパスに4分野の仲間がいるからこそ生まれる学びは、社会に出てからの「他職種連携」の素地になります。
マルチライセンスでキャリアの幅を広げる選択
本校では、卒業後に他学科に進み直してマルチライセンス(複数国家資格)を取得する道も視野に入ります。たとえば「柔道整復師+はり師・きゅう師」「介護福祉士+柔道整復師」など、専門性を掛け算することで、アクティブシニアを支える現場で「他の人にはできない仕事」を任せてもらえる人材になっていけます。
「健康寿命を延ばす仕事」を学ぶ上で、本校の3つの強み
①|国家試験で確かな結果を積み重ねている
本校の国家試験合格率は、はり師85%・きゅう師86%・柔道整復師81%・介護福祉士95%。スポーツ医療系の専門職を目指す上で「ちゃんと国家資格を取れる学校」を選ぶことは、何よりも大切な土台です。少人数フォロー・過去問の傾向分析・苦手分野の個別対策などで、本校独自の合格サポート体制を整えています。
②|長野駅近くの立地で、地域のシニアと出会いやすい環境
長野市三輪1313という、長野駅から徒歩圏内の立地は、地域のシニア世代と出会いやすい環境でもあります。地域の健康教室・運動指導・公開講座など、机の上の学びだけでない「リアルなシニアと関わる経験」を積みやすいキャンパスです。
③|地元の医療・介護・スポーツ業界との太いパイプ
本校独自の「長野メディカル就職説明会」(毎年70〜80社が参加)をはじめ、長野県内の医療・介護・スポーツ業界との関係性は、本校の大きな財産です。令和5年度の就職率は100%。卒業後に長野県内で「健康寿命を延ばす仕事」に就き、地元のアクティブシニア世代を長く支えていきたいという方にとって、心強い環境です。
高校生・保護者からのよくある質問
Q1. 運動部経験がないと、スポーツトレーナーや柔道整復師は目指せませんか?
そんなことはありません。本校で学ぶ学生のなかには、運動経験が豊富な人も、そうでない人もいます。大切なのは、「身体の仕組みを学びたい」「人の健康を支える仕事をしたい」という気持ちです。基礎から段階的に学べるカリキュラムなので、入学時点の運動経験は大きな差にはなりません。
Q2. 学科の組み合わせや進路は、入学後に決められますか?
本校では、入学する学科を選んだうえで学んでいただきますが、卒業後の進路選択や、マルチライセンスを目指して他学科に進み直す道は、在学中に時間をかけて考えていくことができます。在校生・教員と話しながら、自分に合った道を見つけていけるのが本校の良さです。
Q3. 「健康寿命を延ばす仕事」って、本当にニーズがあるのですか?
はい。長野県を含む日本全体で、シニア人口は今後さらに増えていきます。国も自治体も「健康寿命の延伸」を重点課題として位置づけ、機能訓練・運動指導・自立支援といった分野の専門職を計画的に増やそうとしています。長く続く社会的ニーズに支えられた仕事として、安定して活躍できる分野です。
「動けるシニア」を支えるプロを目指すなら、まずはキャンパスへ
信州スポーツ医療福祉専門学校では、スポーツと介護を融合した独自のカリキュラムを展開しています。詳しくはオープンキャンパス、または個別相談会へお気軽にお越しください。
「健康寿命を延ばす仕事」と一口に言っても、その入り口にはたくさんの選択肢があります。自分にどの道が合いそうかは、実際に本校のキャンパスで授業を体験し、在校生・教員と話してみるのが一番の近道です。各学科のオープンキャンパスでお待ちしています。
次回のコラムでは、「介護DX時代に活躍する人材とは」をテーマに、ロボット・見守りセンサーを使いこなす介護福祉士の学び方について、信州スポーツ医療福祉専門学校の先進的な学びの環境とあわせてご紹介します。
